マンジャロ(Mounjaro)
マンジャロは週1回投与するGLP-1/GIP受容体作動薬です。血糖上昇を抑えるとともに、食欲を抑制して体重減少にも役立ちます。
作用の仕組み
- 脳の食欲をつかさどる中枢に働きかけ、食欲を抑えます
- 胃の動きを抑制することで、満腹感を得やすくします
- 血糖値が上がった時だけインスリンの分泌を促し、血糖値を安定化します。
使用方法・用量
回数
週1回、皮下注射します。毎週同じ曜日に注射します。
注射部位
腹部、大腿、上腕などに注射します。
用量
初回は2.5mgから開始します。まずは、1ヶ月間(4週間)使用していただきます。
効果不十分で副作用なく無理なく使用できる場合、4週以上の間隔をおいて2.5mg刻みで増量し、最大15mgまで増量できます。
打ち忘れてしまった時
次回まで72時間以上あれば気づいた時に注射します。72時間未満ならその回は打たず、次の予定日に再開します。
打ち方について
- 使用前に冷蔵庫から取り出してください。
- 使用前に手を洗って清潔にしてください。
- 注射部位は皮下脂肪の多い、おなか・太ももなどが良いです。
注射部位は毎回少しずらすようにして下さい。毎回同じ場所に打つと皮膚の硬化・色調変化をきたすことがありますのでご注意ください。
- 同封の消毒綿で注射部位を消毒して下さい。
- 袋から取り出し、灰色のキャップをまっすぐ引っ張って、取り外します。
- 透明な底面を皮膚にしっかりとあてたまま、緑色の目印をロック解除の方向に止まるまで回し、ロックを解除します。
- 注入ボタン(紫色)を「カチッ」と音がするまで押し込み、そのまま数秒間押し続けます。
最初の「カチッ」で注射が開始され、薬液の注入が終わると2回目の「カチッ」という音がします。音で確認できない場合は、ペンの窓を見て灰色のピストンが見えたら完了です。
打ち方の動画
下記リンクからご覧ください。(イーライリリー株式会社公式ページより)
保管・管理の注意点
必ず冷蔵保存して下さい
タンパク質の変性を起こさないよう、必ず冷蔵庫(2〜8℃)で保管して下さい。
冷蔵庫が使用できない場合は、直射日光・高温を避けて室温で21日間まで保管できます。
凍らせないようにして下さい。凍結してしまったお薬は使用しないで廃棄して下さい。
廃棄方法
マンジャロは使用後に注射針を格納する安全設計になっていますが、収納されている針に触れずに、しっかりフタのできる固い容器に入れ(牛乳パックや薬の空容器など)、さらにごみ袋に入れて可燃ごみで廃棄するようにして下さい。
当院の近隣にお住まいの方は、当院でも回収を承っておりますので、お気軽にご相談ください。
詳細については以下のリンクもご覧ください。
禁忌:処方不可能な方
以下の項目に該当する方は、マンジャロを用いたメディカルダイエット療法を受けることができません(禁忌)。必ずご自身で該当項目がないか確認してください。
診療中に該当が判明した場合、薬剤の処方はできませんが、診療にかかる費用は発生いたしますので、事前の確認を徹底してください。
1. 膵臓疾患の既往
- 過去に膵炎、その他膵臓に関する重篤な疾患に罹患したことがある方。
2. 重度の消化器系障害
- 重度の胃腸障害(胃潰瘍、炎症性腸疾患など)がある方。
- 胃切除手術を受けたことがある方。
3. 甲状腺疾患
- 甲状腺疾患の既往があり、現在、内服治療を受けている方。
4. 低血糖リスクの高い特定の疾患
- 脳下垂体疾患の既往がある方。
- 副腎機能不全の既往がある方。
5. 糖尿病の罹患
- 現在、糖尿病と診断されている方。
(糖尿病と診断されている場合は、主治医の先生にマンジャロの処方についてご相談ください。)
6. 妊娠・授乳に関する条件
- 現在、妊娠中または授乳中の方。
- 治療開始から2ヶ月以内に妊娠を予定している方。
- 産後から3か月以内の方。
7. 栄養状態・体型に関する条件
- BMIが19以下の方。
- 低栄養状態または低体重(痩せすぎ)に該当する方。
8. 年齢制限
- 20歳未満の方。
- 60歳以上の方。
(60歳以上の方については、生理機能が低下している恐れがあり、糖尿病以外の方がマンジャロを使用した場合の低血糖リスクが高いと考えられるため、処方をお断りしております。)
副作用
1. 胃腸症状
吐き気・嘔吐・下痢などの胃腸症状があらわれることがあります。これらの副作用はマンジャロを初めて使用するときや、投与量を増やしたときに特に起こりやすくなるため注意が必要です。また、便秘となる場合もあります。
・経過と対応:
ほとんどの場合、症状は自然に軽快します。しかし、症状が長期にわたり続く場合や、症状が強く日常生活に支障をきたす場合は、本剤の使用を中止し、当院までご相談ください。
予防としては、揚げ物等の脂肪の多い食事を避けたり、満腹感を感じたら、それ以上に無理に食事を摂らないようにしましょう。
2. 低血糖
血糖値が下がりすぎて、低血糖症状が誘発される可能性があります。
・典型的な症状:
頭痛・倦怠感・眠気・めまい・ふらつき・手足の脱力感・動悸・冷汗・振戦(手足の無意識な震え)などです。
・緊急時の対応:
これらの症状が出現した際は、直ちに糖分(ブドウ糖・砂糖・ジュースなど)を補給してください。低血糖を放置した場合、意識を失うなど重篤な事態を招くリスクがあるため、十分な注意が必要です。
必要量:ブドウ糖10g、または、ブドウ糖を含む飲み物(ジュース・清涼飲料水 200mL程度)、砂糖20g(角砂糖)
・予防対策:
- 食事は通常通り1日3食摂取するよう心がけてください。
- 極端な糖質制限は低血糖発作のリスクを高めるため控えてください。
- 過度な運動や、過度の飲酒も低血糖発作を誘発する可能性があるため、控えてください。
3. 注射部位の痛み
本剤は皮下注射で投与するため、注射部位に発赤(赤み)・腫脹(腫れ)・疼痛(痛み)といった局所的な反応を伴うことがあります。繰り返す場合は、使用を中止して下さい。
4. 重篤な消化器系疾患
・急性膵炎:
膵臓の炎症により、みぞおち(臍上部)から背中にかけて、突き刺すような激しい痛みが生じ、同時に強い吐き気を伴うことが多いです。
・胆嚢炎・胆管炎・胆石症:
右上腹部(右脇腹からみぞおちにかけて)に激しい痛みをきたすことが一般的です。
・対処法:
これらの症状が疑われる場合は、直ちに本剤の使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
5. アレルギー反応
・アナフィラキシー・血管性浮腫:
呼吸困難、血圧低下、全身の発赤、浮腫(むくみ)、かゆみ、喉が詰まる感じ、などが急激に進行する重度のアレルギー反応です。(頻度は極めてまれです)
・対処法:
アレルギー症状が疑われた場合は、直ちに使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
*ご使用中にご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。
日本では「マンジャロ」は2型糖尿病の治療薬として承認されています。肥満症に対する適応は、同成分の「ゼップバウンド(tirzepatide)」として別に承認されています。当院のダイエット診療では、減量目的での使用となりますので、万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
よくあるご質問
マンジャロの用量(mg)は何mgまで処方できますか?
2.5mg〜15mgまで取り扱いがございます。初回使用の方は、必ず2.5mgから開始していただくようにお願いしております。すでに5mg等ご使用の場合、医師が診療により医学的観点で妥当と判断する場合は、適宜適切な用量で処方いたします。
安全に万全を期すため、問診票のご記入時や診療時は、現在のご使用状況・副作用の有無・使用期間等をできるだけ正確にご申告いただきますようお願い申し上げます。
マンジャロの効果はどれぐらいで出てきますか?
使用開始後、1〜3ヶ月以内には減量効果がみられることが多いです。マンジャロを使用していても、食事量が変わらない場合は思ったように効果が出ないことがあります。その他、適度な運動療法の併用も効果的です。
極度な食事制限は低血糖リスクが高まったりするだけでなく、栄養失調により、骨粗鬆症や脱毛・無気力・無月経等に陥ることもあるので、絶対に行わないようにして下さい。
お薬は正規品ですか?
正規品でございます。国内の大手医薬品卸売会社より供給されております正規品を取り扱っております。
マンジャロの注射は痛みがありますか?
マンジャロアテオスは極細の針での注射になりますので、一般的な注射よりは痛みは軽減されております。キットを垂直にしっかり皮膚に当てて注射をすることで痛みが軽減できます。
お薬が冷えていると痛みを感じることがありますので、注射の前にはマンジャロを室温に戻してから使用するようにして下さい。
注射を失敗した場合はどうしたらいいですか?
注射の途中で失敗した場合、もう一本追加で打つと過剰投与となり、副作用が起こりやすくなりますので、避けるようにして下さい。
健康診断の時は使用を中止した方がいいですか?
採血検査等では血糖値が低めに検出されることがあります。
胃カメラの検査を予定されている方は、胃のなかの食べ物が検査時に残存し、検査に影響を与えることがあるため、検査前の1週間前に注射を中断されることをおすすめしております。
(添付文書上は休薬期間等については規定されておりませんが、消化管運動抑制効果があることから、検査前に休薬することが望ましいと考えられます。)
*その他、ご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。
リベルサス(Rybelsus)
リベルサスは飲むタイプのGLP-1受容体作動薬です。血糖の改善とともに、食欲を抑える作用があります。
作用の仕組み
- 脳の食欲をつかさどる中枢に働きかけ、食欲を抑えます。
- 胃の動きを抑制することで、満腹感を得やすくします。
- 血糖値が上昇したときに膵臓からのインスリン分泌を促進し、血糖値を低下させます。
- グルカゴンというホルモンの分泌を抑制し、肝臓からの糖の放出を減少させます。
使用方法・用量
内服方法
毎日1日1回1錠を、朝起きて空腹の状態で服用します。
コップ半分(120mL以下)の水で内服してください。
服用後は30分間は飲んだり・食べたりしないでください。
用量
初回は3mgから開始します。まずは、1ヶ月間(4週間)使用していただきます。
効果不十分で副作用なく無理なく使用できる場合、4週以上の間隔をおいて7mgに増量し、最大14mgまで増量できます。
保管・管理の注意点
吸湿性が強く、光に不安定なため、シートより取り出さずに室温(1〜30℃)で保管してください。
シートをカットしてしまうと、薬が空気に触れてしまい劣化することがありますので、ご注意ください。
禁忌:処方不可能な方
以下の項目に該当する方は、リベルサスを用いたメディカルダイエット療法を受けることができません(禁忌)。必ずご自身で該当項目がないか確認してください。
診療中に該当が判明した場合、薬剤の処方はできませんが、診療にかかる費用は発生いたしますので、事前の確認を徹底してください。
1. 膵臓疾患の既往
- 過去に膵炎、その他膵臓に関する重篤な疾患に罹患したことがある方。
2. 重度の消化器系障害
- 重度の胃腸障害(胃潰瘍、炎症性腸疾患など)がある方。
- 胃切除手術を受けたことがある方。
3. 甲状腺疾患
- 甲状腺疾患の既往があり、現在、内服治療を受けている方。
4. 低血糖リスクの高い特定の疾患
- 脳下垂体疾患の既往がある方。
- 副腎機能不全の既往がある方。
5. 糖尿病の罹患
- 現在、糖尿病と診断されている方。
(糖尿病と診断されている場合は、治療に影響しますので、主治医の先生にリベルサスの処方についてご相談ください。)
6. 妊娠・授乳に関する条件
- 現在、妊娠中または授乳中の方。
- 治療開始から2ヶ月以内に妊娠を予定している方。
- 産後から3か月以内の方。
7. 栄養状態・体型に関する条件
- BMIが19以下の方。
- 低栄養状態または低体重(痩せすぎ)に該当する方。
8. 年齢制限
- 20歳未満の方。
- 60歳以上の方。
(60歳以上の方については、生理機能が低下している恐れがあり、糖尿病以外の方がリベルサスを使用した場合の低血糖リスクが高いと考えられるため、処方をお断りしております。)
副作用
1. 胃腸症状
吐き気・嘔吐・下痢などの胃腸症状があらわれることがあります。これらの副作用はリベルサスを初めて使用するときや、投与量を増やしたときに特に起こりやすくなるため注意が必要です。また、便秘となる場合もあります。
・経過と対応:
ほとんどの場合、症状は自然に軽快します。しかし、症状が長期にわたり続く場合や、症状が強く日常生活に支障をきたす場合は、本剤の使用を中止し、当院までご相談ください。
予防としては、揚げ物等の脂肪の多い食事を避けたり、満腹感を感じたら、それ以上に無理に食事を摂らないようにしましょう。
2. 低血糖
血糖値が下がりすぎて、低血糖症状が誘発される可能性があります。
・典型的な症状:
頭痛・倦怠感・眠気・めまい・ふらつき・手足の脱力感・動悸・冷汗・振戦(手足の無意識な震え)などです。
・緊急時の対応:
これらの症状が出現した際は、直ちに糖分(ブドウ糖・砂糖・ジュースなど)を補給してください。低血糖を放置した場合、意識を失うなど重篤な事態を招くリスクがあるため、十分な注意が必要です。
必要量:ブドウ糖10g、または、ブドウ糖を含む飲み物(ジュース・清涼飲料水 200mL程度)、砂糖20g(角砂糖)
・予防対策:
- 食事は通常通り1日3食摂取するよう心がけてください。
- 極端な糖質制限は低血糖発作のリスクを高めるため控えてください。
- 過度な運動や、過度の飲酒も低血糖発作を誘発する可能性があるため、控えてください。
3. 重篤な消化器系疾患
・急性膵炎:
膵臓の炎症により、みぞおち(臍上部)から背中にかけて、突き刺すような激しい痛みが生じ、同時に強い吐き気を伴うことが多いです。
・胆嚢炎・胆管炎・胆石症:
右上腹部(右脇腹からみぞおちにかけて)に激しい痛みをきたすことが一般的です。
・対処法:
これらの症状が疑われる場合は、直ちに本剤の使用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。
*ご使用中にご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。
日本では「リベルサス」は2型糖尿病の治療薬として承認されています。当院のダイエット診療では、減量目的での使用となりますので、万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
よくあるご質問
リベルサスの効果はどれぐらいで出てきますか?
内服開始後、1〜3ヶ月以内には減量効果がみられることが多いです。リベルサスを内服していても、食事量が変わらない場合は思ったように効果が出ないことがあります。その他、適度な運動療法の併用も効果的です。
極度な食事制限は低血糖リスクが高まったりするだけでなく、栄養失調により、骨粗鬆症や脱毛・無気力・無月経等に陥ることもあるので、絶対に行わないようにして下さい。
お薬は正規品ですか?
正規品でございます。国内の大手医薬品卸売会社より供給されております正規品を取り扱っております。
リベルサスの用量(mg)は何mgまで処方できますか?
3mg・7mg・14mgの取り扱いがございます。初回使用の方は、必ず3mgから開始していただくようにお願いしております。すでにリベルサスをご使用の場合、医師が診療により医学的観点で妥当と判断する場合は、適宜適切な用量で処方いたします。
安全に万全を期すため、問診票のご記入時や診療時は、現在のご使用状況・副作用の有無・使用期間等をできるだけ正確にご申告いただきますようお願い申し上げます。
朝にリベルサスを飲み忘れてしまった場合はどうしたらいいですか?
当日は内服せず、翌日の朝に内服するようにしてください。食事後に内服してしまうとお薬が胃から十分に吸収されず、目的とする効果を得ることができません。
健康診断の時は使用を中止した方がいいですか?
採血検査等では血糖値が低めに検出されることがあります。
胃カメラの検査を予定されている方は、胃のなかの食べ物が検査時に残存し、検査に影響を与えることがあるため、検査前の1週間前〜3日前までに内服を中断されることをおすすめしております。
(添付文書上は休薬期間等については規定されておりませんが、消化管運動抑制効果があることから、検査前に休薬することが望ましいと考えられます。)
*その他、ご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。
カナグル
SGLT2阻害薬で、尿から余分な糖を排出し血糖を下げる薬です。体重の減少・血圧低下も期待できます。
作用の仕組み
腎臓で体に戻ろうとする余分な糖をブロック(尿細管での再吸収をブロック)し、尿と一緒に余分な糖を排出します。
リベルサスやマンジャロと異なって、インスリン等に頼らずに血糖値を下げます。
使用方法・用量
内服方法
毎日1日1回1錠を朝食前または朝食後に内服します。
用量
カナグル100mgの用量は単一です。増量はできません。
禁忌:処方不可能な方
以下の項目に該当する方は、カナグルを用いたメディカルダイエット療法を受けることができません(禁忌)。必ずご自身で該当項目がないか確認してください。
診療中に該当が判明した場合、薬剤の処方はできませんが、診療にかかる費用は発生いたしますので、事前の確認を徹底してください。
1. 糖尿病の罹患
- 現在、糖尿病と診断されている方。
(糖尿病と診断されている場合は、治療に影響しますので、主治医の先生にカナグルの処方についてご相談ください。)
2. 利尿剤を使用した治療を受けられている方
- 慢性腎不全・心不全・肝硬変等
(カナグルを併用することで治療に影響を与えるため、処方をお断りしております。)
3. 腎不全を指摘されている方
(カナグルを併用することで治療に影響を与えるため、処方をお断りしております。)
4. 低血糖リスクの高い特定の疾患
- 脳下垂体疾患の既往がある方。
- 副腎機能不全の既往がある方。
5. 妊娠・授乳に関する条件
- 現在、妊娠中または授乳中の方。
- 治療開始から2ヶ月以内に妊娠を予定している方。
- 産後から3か月以内の方。
6. 栄養状態・体型に関する条件
- BMIが19以下の方。
- 低栄養状態または低体重(痩せすぎ)に該当する方。
7. 年齢制限
- 20歳未満の方。
- 60歳以上の方。
(60歳以上の方については、生理機能が低下している恐れがあり、糖尿病以外の方がカナグルを使用した場合の低血糖リスクが高いと考えられるため、処方をお断りしております。)
副作用
1. 低血糖
血糖値が下がりすぎて、低血糖症状が誘発される可能性があります。
・典型的な症状:
頭痛・倦怠感・眠気・めまい・ふらつき・手足の脱力感・動悸・冷汗・振戦(手足の無意識な震え)などです。
・緊急時の対応:
これらの症状が出現した際は、直ちに糖分(ブドウ糖・砂糖・ジュースなど)を補給してください。低血糖を放置した場合、意識を失うなど重篤な事態を招くリスクがあるため、十分な注意が必要です。
必要量:ブドウ糖10g、または、ブドウ糖を含む飲み物(ジュース・清涼飲料水 200mL程度)、砂糖20g(角砂糖)
・予防対策:
- 食事は通常通り1日3食摂取するよう心がけてください。
- 極端な糖質制限は低血糖発作のリスクを高めるため控えてください。
- 過度な運動や、過度の飲酒も低血糖発作を誘発する可能性があるため、控えてください。
2. 尿路感染症
膀胱炎・腎盂炎・外陰部・会陰部の皮膚感染等・性器感染症(カンジダ症)等を起こすリスクが高まります。尿中に糖が排泄されることにより、細菌・真菌等が増えやすくなるためです。
・対処法:
尿路・性器の異常や発熱等の感染症が疑われる症状があった場合は、直ちに内服を中止し医療機関を受診してください。
・予防法:
飲水を適切に行い、陰部を清潔に保つなど、尿路感染症・性器感染症の発症予防を行ってください。
3. 脱水症・脱水症に伴う血栓症
利尿作用により多尿・頻尿がみられることがあります。体液量の減少により脱水症をきたすことがあるため、適切に水分補給を行ってください。また、体調がすぐれない時、発熱時等は通常時よりも脱水症のリスクが高まりますので、内服はお控えください。また、ピルを内服中の方は、脱水症に伴い血栓症のリスクが高まりますのでご注意ください。
*ご使用中にご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。
日本では「カナグル」は2型糖尿病・慢性腎臓病の治療薬として承認されています。当院のダイエット診療では、減量目的での使用となりますので、万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
よくあるご質問
お薬は正規品ですか?
正規品でございます。国内の大手医薬品卸売会社より供給されております正規品を取り扱っております。
朝にカナグルを飲み忘れてしまった場合はどうしたらいいですか?
朝以外のタイミングでも内服は可能です。
健康診断の時は使用を中止した方がいいですか?
採血検査等では血糖値が低めに検出されることがあります。
尿検査を予定されている方は、カナグルにより尿糖が検出されてしまいますので、検査前の1週間前までに内服を中断するようにしてください。
*その他、ご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。
防風通聖散
便秘を伴う肥満傾向の方に用いる漢方薬です。余分な熱や水分をとる働きがあるとされています。
作用の仕組み
防風通聖散は、体の中にたまった「熱(ほてり)」「水分」「老廃物」を外に出し、体のバランスを整える働きがあると考えられている漢方薬です。主に、便秘がちな方や、下腹部に脂肪がつきやすい体質の方に用いられます。
漢方では、肥満やむくみ、便秘などの症状は、体の巡りが悪くなり、余分な熱や水分が停滞することが原因の一つとされています。防風通聖散は複数の生薬が組み合わさることで、次のような作用を示します。
① 余分な熱を取り、炎症をおさえる働き
麻黄・石膏・黄芩などの生薬が、体の内側にこもった熱を冷まします。これにより、皮膚の炎症やほてりなどを改善します。
② 便通を整え、老廃物を排出する働き
大黄(だいおう)や芒硝(ぼうしょう)などが腸の動きを高め、便通を改善します。便秘が改善することで老廃物が排出され、体が軽く感じられるようになります。
③ 余分な水分を外に出す働き
当帰、芍薬、川芎、薄荷などの生薬が体の巡りを整え、むくみの解消に役立ちます。体内の水分バランスが整うことで、代謝も向上します。
④ 脂肪の代謝をサポートする働き
複数の生薬が体全体の循環を改善することで、脂肪が燃えやすい状態に整えます。特にお腹まわりの脂肪がつきやすい体質の改善に用いられることがあります。
これらの作用が総合的に働くことで、体の内側から余分なものを排出し、代謝を整えていくのが防風通聖散の特徴です。
使用方法・用量
内服方法
毎日 1日3回 1回1包 毎食前に内服します。
下痢等の副作用が出ることがあるため、1日1包から開始し、最大1日3包まで徐々に増量するようにしてください。
副作用
1. 下痢・悪心・腹痛
生薬の大黄・芒硝の作用により、消化管の運動が活発となり下痢や吐き気、腹痛を伴うことがあります。
症状が出現した場合は、内服量や回数を減らすことで症状は改善することが多いです。
2. 動悸・発汗・不眠
生薬の麻黄の作用による交感神経刺激作用の結果、動悸・発汗・精神的興奮・不眠等の症状を来すことがあります。
このような症状が出た場合は、内服を中止してください。
3. 低カリウム血症
生薬の甘草の作用により、ミネラルの一種であるカリウムの体外への排泄が亢進し、低カリウム血症を来すことがあります。症状としては、手足の脱力・こむら返り・手足の痺れなどです。このような症状が出た場合は、直ちに内服は中止し、医療機関を受診してください。
4. 高血圧症
生薬の甘草の作用により、一部の方で血圧の上昇をきたすことがあります。高血圧症が疑われた場合は、内服を中止してください。
以下の副作用は頻度は極めて低いものの、重要なため知っておいていただきたい症状です。
肝機能障害
長期使用や体質によって、肝臓の数値が変化することが、まれに報告されています。
次のような症状がある場合は、速やかに受診してください。
- 強い倦怠感、食欲不振が続く、皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が濃くなる
間質性肺炎(非常にまれ)
漢方薬全般に共通して、きわめてまれに肺に炎症が起こることがあります。
次の症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください。
- 息切れ、息苦しさ、咳が続く、発熱
この副作用は頻度が非常に低く、多くの方に起こるものではありません。
*ご使用中にご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。
よくあるご質問
いつ飲むのが良いですか?
食前または食間(食後2〜3時間)が推奨されています。胃腸が弱い方は食後に回す場合もあります。
どれくらいの期間で効果が出ますか?
体質によりますが、便通は比較的早く変化が出ることがあります。
脂肪のつき方など体質改善には数週間〜数ヶ月かけて評価します。
下痢が続きます。どうしたらいいですか?
一旦中止してください。
腸を動かす成分が強く作用している可能性があります。調整が必要ですのでご相談ください。
飲み忘れた場合はどうすれば良いですか?
気づいたときに飲んで問題ありませんが、短時間に続けて2回飲むのは避けてください。
仕事中に眠気や不調は出ますか?
腸の動きが強くなることで一時的に倦怠感が出ることがあります。
強い不調があれば中止してください。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
防已黄耆湯は、体にたまりやすい余分な水分(むくみ)を取り除き、体力を補いながら体調を整える漢方薬です。
特に、汗をかきやすく、疲れやすい方や、下半身がむくみやすい体質の方に用いられます。
作用の仕組み
同じ漢方薬の防風通聖散が「熱・脂肪・便秘」に向くのに対し、防已黄耆湯は「水分代謝の低下」「むくみ」「だるさ」が中心の体質に使われます。
漢方では、肥満やむくみ、便秘などの症状は、体の巡りが悪くなり、余分な熱や水分が停滞することが原因の一つとされています。防已黄耆湯は複数の生薬が組み合わさることで、次のような作用を示します。
① 体にたまった余分な水分を外に出す
防已や蒼朮(そうじゅつ)などの生薬が、体内の水分バランスを整え、汗や尿として余分な水分を排出しやすくします。これにより、手足や下半身のむくみが軽減します。
② 体力を補い、疲れにくくする
黄耆(おうぎ)には、体を内側から支える働きがあり、疲れやすさやだるさの改善を助けます。体力があまり強くない方でも使いやすい漢方薬です。
③ 発汗を調整し、体調を安定させる
汗をかきやすい体質の方では、必要以上に体力や水分が失われていることがあります。防已黄耆湯は、発汗を整えることで体の消耗を防ぎます。
これらの作用が総合的に働くことで、体の内側から余分なものを排出し、代謝を整えていくのが防已黄耆湯の特徴です。
使用方法・用量
内服方法
毎日 1日3回 1回1包 毎食前に内服します。
胃の不快感等の副作用が出ることがあるため、1日1〜2包から開始し、最大1日3包まで徐々に増量するようにしてください。
副作用
1. 胃の不快感・食欲不振
服用初期に、胃もたれ・胃のムカつき・軽い吐き気などを感じることがあります。症状が出現した場合は、内服量や回数を減らすことで症状は改善することが多いです。
2. アレルギー症状(まれ)
発疹・発赤・かゆみ等の症状が出た場合は、使用を中止してください。
3. 低カリウム血症
生薬の甘草の作用により、ミネラルの一種であるカリウムの体外への排泄が亢進し、低カリウム血症を来すことがあります。症状としては、手足の脱力・こむら返り・手足の痺れなどです。このような症状が出た場合は、直ちに内服は中止し、医療機関を受診してください。
以下の副作用は頻度は極めて低いものの、重要なため知っておいていただきたい症状です。
肝機能障害
長期使用や体質によって、肝臓の数値が変化することが、まれに報告されています。
次のような症状がある場合は、速やかに受診してください。
- 強い倦怠感、食欲不振が続く、皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が濃くなる
間質性肺炎(非常にまれ)
漢方薬全般に共通して、きわめてまれに肺に炎症が起こることがあります。
次の症状が現れた場合は、直ちに服用を中止し、医療機関を受診してください。
- 息切れ、息苦しさ、咳が続く、発熱
この副作用は頻度が非常に低く、多くの方に起こるものではありません。
*ご使用中にご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。
よくあるご質問
いつ飲むのが良いですか?
食前または食間(食後2〜3時間)が推奨されています。胃腸が弱い方は食後に回す場合もあります。
どれくらいの期間で効果が出ますか?
体質によりますが、むくみは比較的早く変化が出ることがあります。
体質改善には数週間〜数ヶ月かけて評価します。
飲み忘れた場合はどうすれば良いですか?
気づいたときに飲んで問題ありませんが、短時間に続けて2回飲むのは避けてください。
長く飲んでも大丈夫ですか?
体調を確認しながらであれば継続可能なことが多いです。
定期的な診察をおすすめします。
*その他、ご不安なことや気になる点がございましたら、当院までご連絡ください。

